古本・CDのリユースショップの大手

今でこそ古本やCDのリユースショップは全国に数多く営業していますが、国内でブレイクのきっかけを作った企業は決して多くありません。

それまで「古本屋」や「中古CD屋」というと小さな町の個人商店といった印象が強かったところ、全国規模のチェーン展開をする企業ができたことで一気にユーザーの裾野は広がりました。

そんな新しい古本屋の形を作ったとされるのがブックオフです。
ブックオフは今や全国津々浦々にまで出店している最も有名な店舗型の古本屋で、おそらくほとんどの人が一度は利用をしたことがあるのではないでしょか。

ブックオフを運営しているのはブックオフコーポレーション株式会社で、神奈川県相模原市に本社を置いています。

リサイクル業界においてはゲオHDに次ぐ第二位となっており、不況にもかかわらず業績は堅調な推移です。

ブックオフは古本だけでなく、CDやDVDといったソフト事業の他、家電製品などのハード関連も買取をしていますが、売上の内訳を見てみると古本が占める割合はほとんど変化をしていません。

他にも数多くの古本業者が参入したことでやや存在感が薄くなってきたという印象はあるものの、依然として高い売上を挙げている人気のお店と言ってもよいでしょう。

店頭買取でも出張/宅配買取でも便利に使える

ブックオフの最大のメリットは、やはり全国にある支店の多さでしょう。
2017年時点での公式発表では、直営店は388店舗、フランチャイズ契約店は455店舗と全国に843店舗が営業をしています。

現在営業している多くの古本屋は無店舗型のネット買取が中心になっているので、直接持ち込んで現金化することができるというのは大きな強みと言えるでしょう。

お店に足を運ぶことで、売ったそのお金でまた別のメディアを購入することもできるので、レンタル本やCDのような感覚で利用できるのは嬉しい点です。

買取対象は店頭でも出張/宅配買取でも同じで、ISBNのついた書籍やコミックが中心となっています。
なお雑誌類についてもジャンルを問わずに買取可能ということなので、バックナンバーがある雑誌を捨てずに持ち込むということも可能です。

ただし雑誌類の中でも週刊誌やコミック雑誌、同人誌といったようなものは買取対象から除外されています。

売りたい本がたくさんあるものの、お店に持って行くのが大変という人のために出張買取もあるので、いちいち自分で梱包をしなくてもそのまま売却をしてもらうことができます。

出張買取ならその場で査定をして現金を受け取ることも可能です。
公式サイトから最寄りの店を検索できるようになっているので、行きつけの場所を一つ作っておくのがよいでしょう。