中古車買い取り台数・中古車販売台数日本一
ビッグモーターは、ここ近年急激に業績を伸ばしてきた急成長の会社です。
運営会社である株式会社ビッグモーターは昭和53年5月に創業されたかなり歴史の長い企業で、現在は東京都港区六本木の六本木ヒルズ森田タワーに本社を置いています。
2017年時点でビッグモーター加入店舗は全国に284店舗にまで登っており、これは2016年から比べて100店舗以上の増加です。
ビッグモーターでは今後全国の店舗数を500店舗以上にするということを公式に発表していますので、今後もまだしばらくは勢いは続いていくことが予想されます。
店舗数の拡大とともにユーザー数も着実に伸びており、ついに中古買取台数と中古販売台数で国内ナンバーワンを記録しました。
この原動力となったのが一括査定サイトへの登録です。
これまでは他に運営されている中古自動車販売の情報サイトに提携をすることで、一括見積もりをしたときに金額が提示できるようにしていました。
そこで他社を圧倒する金額設定を示すことができたことにより、徐々にユーザー数を増やしていき、ついに独自のネットワークで検索をするだけで十分に魅力的な買取条件を提示できるようになったというわけです。
高い買取価格を提示することにより在庫を増やす戦略
ビッグモーターの大きな特長となっているのが査定価格の高さです。
あえて有利な買取価格を示すという戦略により、ビッグモーターで売却をするという人が増え、その結果優良な車両が多く集まることになりました。
この戦略がピタリと当たり、これから中古車購入をしたい人にとってもビッグモーターは魅力的なお店という認識になることができたのです。
しかしこの方法は利益が少なくなってしまうため、会社組織がきちんと整っていないと自社の首を締めることになってしまいます。
そこでビッグモーターでは直売方式を採用することにより、間に挟む企業を減らしてマージンをなくすという方法にしました。
現在中古車販売をしている企業の販売には、自社店舗での販売をするという直販方式と、自社では販売せずに別の販売店やディーラーに卸すオークション方式とがあります。
オークション方式は人気車両を高値で売却できる可能性がある一方で、出品手数料がかかってしまうのでどうしても買取に慎重になってしまうものです。
しかし自社販売方式にすることで積極的な買取をし、そこから適した販売経路を自分たちで探していけるというメリットが生まれます。
実際に一括査定をサイトで行ってみるとダントツで飛び抜けた価格で買取査定をしてくれる企業が見られるのものですが、そうした価格の差はそうした販売方式や自社所有のネットワークによって決まります。